屍とお別れ

ついに無職を卒業することになりました〜

心配性で臆病な私にとって、勇気のいる挑戦だったけど、踏み込んでみたい場所だったし、絶対挑戦してよかったと思える未来にするんだ〜!!

ずっと心配や応援をしてくれてた人たちにいつか良い報告できるようにがんばるぞ〜!!

成長した私で会いたい人が沢山いる。みんなに早く会えるようがんばる。

 

今日は何故仕事をやめたのか、仕事をしていなかった間、何を考えていたかを書こうと思います。

あまりこういうことを、リアルの知り合いも読める場所に書くのは躊躇しましたが(会った時に気を遣わせるのも嫌だし)、今は以前より前を向けるようになりました。そうなるまでの葛藤を将来の自分に向けて文章として書き留めておきたいなと思い、書くことにしました。

 

私は昨年、適応障害と診断されました。

診断された時は自分でもまあそうだろうなと思いました。

病名がついたところでそれまでの自分と同じ自分なんですが、崩れながら走っている自分にようやくブレーキをかけれる理由ができたことに少しほっとした自分がいました。

環境を変えた方が良いと医師にアドバイスをいただき、地元に戻りました。

 

そもそもなぜ病院へ行こうかと思ったかというと、少しずつおかしくなっていく自分がいることに自分でも気付いていたからです。

 

・趣味、娯楽を楽しむこと(大好きなアイドルを見ること、音楽、映画、ドラマを見ること、読書をすること)

・ご飯を美味しく食べること

・気持ちよく起きること

・外へ遊びに行くこと

など、今まで当たり前にできたことが出来なくなっていました。

 

また、理由はないのに勝手に涙が出るときもありました。

 

体が常にだるくて、休日は、

朝目が覚める→体がだるくてまた寝る→何も食べていないので昼過ぎくらいに低血糖で体が震え始める→無理矢理起きて何か口に入れる→その後また寝る→目が覚めたらもう夜になっている。

 

こんな一日を過ごしていました。

また、コロナに人一倍敏感だった私は滅多に外出もしませんでした。日当たりの悪い部屋に住んでいたので、休日は日光にあたることがほとんどなかったです。

 

そのときはただ仕事の疲れが出ているだけだと思っていました。

しかし、当時付き合っていた人に、「何が食べたい?」「どこに行きたい?」と聞かれても本当に何も思い浮かばない自分がいて変だなと思いました。

その時ようやく何に対しても興味関心がなくなっている自分、気力が湧かなくなっている自分に気付きました。

 

また、「将来何歳くらいで結婚したい?」と聞かれた時に、未来に自分が存在する気が全くしなくて答えられず、そろそろこれやばいなと思い始めました。

 

鬱病になったことがある知り合いに相談したところ、症状が軽いうちに病院へ行った方が良い、心は落ちるところまで落ちると後戻りできなくなる、と助言をもらい、病院へ行くことにしました。

 

こうなった原因としては、

・初めて親元を離れ、知り合いの少ない場所で一人暮らしを始めたタイミングでコロナが流行ってしまい、信頼関係のある人間とのコミュニケーションが減ってしまったこと

・新しい人間関係を構築することもコロナの影響で難しかったこと

・自身の過剰すぎるコロナ対策により生活習慣が乱れたこと

・コロナに対する政治への不安、未来への不安

・趣味であった舞台鑑賞などがコロナで出来なくなりストレスの捌け口がなくなってしまったこと

・会社の社風と合わなかったこと

・住む部屋の環境が悪く自律神経が乱れたこと

・外に出ず、そんな部屋で多くの時間を過ごしたこと

・身内の死と、コロナの影響でお葬式に立ち会えなかったショックな経験

 

と言った、

⚫︎コロナ

⚫︎環境の変化

⚫︎会社

⚫︎生活環境の悪さ

が主な原因だったと思います。

 

このような状況に、私のネガティブで心配症すぎる性格が加わってしまい、心に負荷がかかりすぎてメンタルが弱ってしまったのだと分析しました。

 

 

地元に帰ったらすぐに元気になると思っていましたが、地元に帰ってからの方がきつかったです。

今度は眠れなくなってしまいました。

 

仕事を辞めたので暇ができたからか、考え事に多くの時間を使うようになりました。

ネガティブな考え事です。

 

「なんでこうなってしまったんだろう」

「私に原因があるに決まってる」

「仕事を辞めて実家に頼って家族に迷惑かけて自分はクズだ」

「彼氏を置いて帰ってしまって自分勝手すぎる」

「今の自分は人と付き合って良いレベルの人間じゃない」

「こんな彼女で申し訳ない。こんな娘で申し訳ない。」

「息抜きに外へ出かけたとしても両親にコロナを移してしまうのではないか?」

「友達と会っても元気が出せないから気を使わせてしまうかもしれない」

「将来自分はどうやって生きていくんだろう」

 

そんなことを考えていたら生きるのが辛くなってきて、眠れなくなってしまいました。

 

休まなくてはいけないのは分かっているけれど、家にいるのが親に申し訳なくて、上手に休むこともできず、将来に焦るばかりで変われない情けない自分に絶望して、毎日死にたかったです。

 

「家族になるべく迷惑のかからない自殺の方法」とかそのために必要な準備とかネットで検索してました。ご飯も食べれなかったので栄養不足と寝不足で頭が常にぼーっとしていてどのみち体を壊すと思いました。

 

そんなある日、久しぶりに大学の頃に仲の良かったメンバーで会うことになりました。

コロナの影響で、卒業してから全員で集まることが一度もできなかったので、すごく楽しみにしていました。

しかし、大学の頃のメンバーだったということもあり、大学の頃の元気な自分と今の自分の違いが浮き彫りになってしまい、「なんで今の自分はこうなってしまったんだろう」という気持ちになってしまって、心から楽しむことができない自分がいました。

そんな自分に腹が立って、せっかく久しぶりに会えたのにみんなに申し訳なくて、自分の話をして場の空気を暗くするのも申し訳なくて、泣きながら帰りました。

 

家に帰って、

「友達に申し訳ないことした。もう毎日きつい。寝れないのもきつい。死んで楽になりたい。」

とお母さんに初めて打ち明けました。

 

そうしたらお母さんは、

「実家に帰ってきてから初めて自分のことを話してくれたね」

と言ってくれました。

 

4月に家に帰ったのですが、確かに、心配をかけないように両親の前では元気な自分を演じていました。

ようやく心の内を話せたこの時は6月の半ばのことで、もう季節は夏を迎えようとしていました。

 

そのあとお母さんは、

「人間は生きているだけで偉いんだよ」

という話をしてくれました。

 

「体の細胞や臓器がちゃんと動いて、しのが今生きている、それだけで凄いことだ」と言ってくれました。

 

私はそんなことはできて当たり前だと思っていました。でも最近の自分は、寝ることも起きることも食べることも出来ない。

そんな状態なのに、働けない自分や、人との会話を盛り上げられない自分に不甲斐なさを感じている。

今悩むのはそこではなくて、まずは基本的な生活が送れるようになることが最優先だと気付きました。

 

ご飯は食べきれなくてもいいからとりあえず一日三回、食べることにしました。

遠くに行かなくても良いから、絶対一日一回は外に出て日光に当たるようにしました。

寝ることはどうしても出来ませんでしたが、(薬を処方してもらうことも考えましたが当時の彼氏が賛成していなかったのでその意見を尊重しました)

少しずつ、前よりは人間の生活が送れるようになってきました。

さらに、アクセサリーを作るという趣味まで出来ました!

 

しかし、当時の彼氏と一緒に住むことが決まり、また環境が変わると不眠が悪化し、日中活動することが困難になってきました。

転職活動も頑張ると決めていたのに、転職活動どころか、生命活動ができない。

 

しかし、働く彼氏のために料理はちゃんと頑張ろうと決めていました。

なのでほぼ毎日献立を考えて自分で作っていました。そしてそれを誰かと食べる、ということが良かったのか、ご飯がきちんと美味しく食べれるようになってきました!

 

また、やってみたいと思っていたアクリル画も始めました。

 

でも当時の自分はそんな自分を褒めることができませんでした。

どうして転職活動が中々できないんだろう。どうして朝起きれないんだろう。どうして夜眠れないんだろう。自分が情けない。将来を考えると焦る。こんなダメ人間、嫌われる。みんなが応援してくれてるのに頑張れない自分が嫌だ。

またネガティブな思考がぐるぐると頭を占領するようになりました。

限界が来た時、お母さんに連絡しました。

 

そうしたらまた母は、

「生きているだけで偉いのに、それをあなた。

東京行くって決めて、自分で考えてご飯作って、ワクチン打てるとこ探して、自分の足で歩いて行ってワクチン打って。

そんだけでも、すごいことなんやよ。

全然あわてんでもいい。あわてんでもいい環境におるんやで。

そうやない環境になったら、そのように行動するだけ」

と言ってくれました。

 

どうしてお母さんの言う言葉ってこんなにも心にまっすぐ入ってくるんでしょうね。

確かに、この前まで死にたがってた人間が、知らない土地で生活している。しかも「やりたい」と思うことに挑戦出来ているなんて、今までの自分と比べたら凄く成長しているんだということに気付けました。まずは自分が認めてあげないといけないなと思えました。

 

8月から環境が変わったのですが、ようやく10月の終わりくらいから転職活動を始めることができるようになりました!

しかしその後、色々ありまして、地元に帰ることになりました。

色んな出会いやタイミングが重なって、やりたいことに挑戦できる機会が来たと思ったので、挑戦し、今のお仕事が決まりました。

まだ決まったばかりでこれからが本番だけど、とっても良い環境だともう感じているし、良い方々ばかりいらっしゃるので、この場所でいろんな人からたっくさん学びたいです!!がんばろう〜!

 

今は一旦、やりたいことや興味のあることができただけでなく、それに挑戦した自分を褒めてあげたいと思います。

 

最近の自分は、なんと「明日の朝ごはん楽しみー」と考えながら寝れるようになりました。

この感覚は遥か昔に置いてきたので、自然にそう考えてる自分に驚いたしめちゃくちゃ感動しました。

人間に戻ってきたー!!って。

しかも本も読めるようになったんですよ。

もうそれが嬉しくてたまらない。

 

もしも昔できていたことが出来なくなったり、気力が湧かなかったり、勝手に涙が出てきたりと「最近の自分おかしいなあ」と思う節がある人は絶対絶対休んで欲しいです。

原因が分かっているならそこから去って欲しいです。

収入や周囲にどう思われるかなど気になることもあると思います。しかし健康には変えられません。お金はどうにかなります。

 

この休んでいた期間は、履歴書ではブランク期間として残っているけど私にとっては人間として健康的な生活を送るための、人間に戻るための大切な時間だったと思っています。

 

みんな頑張りすぎないで〜!

生きてるだけで凄いから、まずはその自分を褒めてあげよう

生活できるだけで偉いのにさらに何かの問題に立ち向かおうとして悩んでいる自分凄すぎる!!って褒めてあげて〜

ストレスに耐えられるキャパシティは人それぞれ違うから、他人と比べて自分はだめな人間だと責めないで

 

私も元気になってきたとはいえ、やはり前みたいな自分を取り戻すことは不可能だと思っているし、一生付き合っていく必要性を感じています。

 

だから、そうなる前に、今は充電期間だと言い聞かせて、一旦休みましょう!頑張れるタイミングはまた来ますから。今はそのタイミングじゃないんですよ。

そのときにまた頑張ればいいんです。

焦らず自分のペースで生きましょうね!!

みんな偉い!!!

 

(これにたどり着いた友達へ:めっちゃ仲良い子には話してたけど私はこんな時間を過ごしていました。びっくりよね。私もびっくり。私の友達はみんな頑張り屋さんが多いから、仕事も嫌だと言いながら続けて頑張ってる子が多いけど、本当に無理しないでね。「無理」の領域まで行くと回復できないし、前の自分には戻れないからね。病院行くことだったり環境を変えたりはやっぱり早めが良いよ。休んでもなんとかなるから大丈夫だよ!)